大人になった気がする28歳でした
10月29日に29歳になりました。
日付と同じ年齢になる人生で1度きりの日。肉の日生まれの特権で、今年も美味しいお肉を噛み締めさせてもらいました。
歳を取るにつれて、誕生日の特別感が薄れてきた気がします。「誕生日とはこうあるべき」みたいな変な期待をしてがっかりすることはなくなったし、「私ならこうするのに…」みたいな押し付けをすることもなくなった。若くてわがままだったあの頃に比べて、自分より大切だと思うものが周りに増えたからかもしれません。
誕生日だけじゃなく、クリスマスやお正月なんかもそう。イベントごとと言えば、母や父が張り切って準備してくれているものでした。でも時が流れて、自分が準備して誰かを楽しませたいと思う年齢になってきた。それはそれですごく楽しい。そんなこんなで、大人になった気がする28歳でした。
めったに書かないブログですが、28歳の振り返りと29歳に意識しておきたいことをメモしておきます。
28歳の振り返り
- 結婚しました
1年半お付き合いした人と、9月15日に結婚しました。ほかのSNSでは報告のタイミングを失っていますので、このブログを見つけてくださったレアな方だけにご報告です。
昔は、高め合っていける人=バリバリ仕事ができる人だと思っていて、そんな人と一緒に生きたいと思っていましたが、そんな自分の定義を変えてくれる出会いでした。
夫は保育士で子どもに関わる仕事が本当に好き。でも男性保育士としてずっとやっていくイメージがなくて、今は職種を変えて新しい仕事にチャレンジしている。私は、自分の好きをちゃんと分かっていて、少し妥協しつつも自分が役に立てる場所を探している夫をすごくかっこいいと思いました。仕事以外の楽しみもたくさん知っていて、いつも私に新しいことを教えてくれる。「仕事ができる」とは少し違うかもしれないけど、無邪気さや仕事に対しての真面目さ、29歳になっても絶賛イヤイヤ期の私をあやしてくれる懐の大きさを好きになって結婚を決めました。幸せにしたいと思います。
- 仕事はもやもやの1年
仕事はもやもやが多い1年でした。マーケティングとして掲げられている目標のためにやれることは何をやってもいい、方法は無限にあった。だから目標達成のためだけに走っていればきっと上手くいったかもしれません。でも、年々人が増えていく会社の組織のことがとても気になった1年でした。マーケの施策を進める上で組織間のすれ違いがあると、想定外のことにパワーが割かれる。少しずつ溜まっていく不満が大きな歪みにならないか、バランサーとして立ち回ることでスムーズに行くことはないか。そんなことを考えていると両方が中途半端になってしまっていました。
加えて、年とともに薄れている自意識みたいなものが、仕事ではまだまだ残っていて苦しめられた1年でもありました。会社としてやるべき仕事を推進しているはずなのに、なぜこんなに仕組みの調整が必要な部分が多いのか。古風な部分に阻まれて、思い通りに進められないことに苛立つ毎日。そんな気持ちと、少しずつ育った大人の心が押し問答して、結果的に±ゼロにしかならなかったような1年でした。
- 趣味ができた・料理と銭湯
暇な時間に何をしたらいいかわからなかったけれど、この1年で料理と銭湯が趣味になりました。
4月くらいから、1日1食はご飯を作るを続けています。
今年の春からゆるーく「毎日一食はごはんを作る」を続けているので、飲み会の日はお弁当です🍙 pic.twitter.com/jEDBshWg6R
続けているうちに、その日の晩御飯を作ったあとにもまだ何か作りたいと思うようになって。家にある野菜たちをバッサバッサ料理すると、夫がぺろりと食べきってくれるのが気持ちよかった。作ったものを自分で食べ切らなくてもいいというのは本当にありがたいですね。料理以外の家事は単調だからいまだに苦手だけど、料理は食材も調理法もたくさんあってまだ飽きる気がしていません。
家から歩いてすぐのところに最高の銭湯も見つけてしまいました。
昔から広いお風呂が好きで、社会人になってからサウナも好きになった。東京に住んでいたころは、最寄駅の1つ手前の両国で降りて、朝までやってる銭湯にせっせと通った。サウナも岩盤浴もある立派な銭湯。夜中の2時くらいまでゆっくりして、1駅分歩いて帰ることで毎日を整えていた。
京都に来てからはストレスも減ったのであまり銭湯に行かなくなっていたけれど、広いお風呂にゆっくり浸かりたくなって近くの銭湯へ。そこはもう今まで行かなかったことを後悔するぐらい最高の銭湯で、最近は週1-2で通っています。
ああ素晴らしき五香湯 ♨︎👏
お風呂の種類が豊富(しかも1つは外気が入って露天風呂っぽい!)だし、サウナ&水風呂の温度が絶妙だし、銭湯には珍しく岩盤浴があるし、お風呂出たあとの軽食コーナーが充実している。https://t.co/Wqbvd4rKh5
29歳に向けて
- 大切そうに思えるものにとらわれない
本当に大切に思えるものがはっきりしてきて、なんとなく大切そうに思えていたものに価値を感じなくなってきました。反対に、今まで毛嫌いしてきたものを楽しく感じるようになってきた。毛嫌いしていた理由が子供っぽかったんだと思います。身近にいる夫の価値観も影響しているけれど、誰かに評価されていることではなく、自分が面白いと思えるものを探すため、広くいろんなことを知って、興味があることをゆっくり深めて行きたい。
- 事業を前に進める
仕事において、やっぱりまずは本業のマーケティングでちゃんと成果を出す。成果が出れば、社内の気持ちも落ち着いて、いろんなことが整うはず。そのためにいったん意識を中から外に向ける。自分で咀嚼して事業を外に伝えていくようにする。後から入った者目線で、創業者とは違う角度で、事業を立体的に伝えていけるようになりたい。
- 自信を持てることを作る
4年で新卒で入った会社を辞め、今の会社では入った時から中堅だった。やったことのない仕事でも、ガッツでなんとかなってきた。その結果「何でもなんとなくできるけど、どれもプロとは言えない」状態になってしまった。データ分析、HTMLやSQL、営業や人事や講演や販売、撮影など、なんとなくできてそうなことは多いけど、外に向けて自信をもって「これができる」と言い切れることが少ない。どれも業務を遂行する過程で身につけたものであって、単体をちゃんと勉強したわけではなかった。何を深めたいのか今の時点では曖昧だけど、とにかく決めて深める1年にしたいなあ。
そんな振り返り。素敵な30歳になりたいです。